「しばた商工会議所だより」を
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年頭挨拶

  

会頭  佐藤 哲也

 新年あけましておめでとうございます。
 令和7年の新年を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。
 昨年は、世界的に国同士の紛争やアメリカの大統領選挙など混沌とした状態となり、令和7年も政治や経済において予測不可能な年が続きそうです。国内では昨年1月の能登半島地震とそれに続く豪雨災害により、復興はいまだ先が見えない状態が続いています。いつ起きるかわからない大規模自然災害に対して、平時からの「事前防災」「事業継続力強化計画」の推進が不可欠な事を痛感させられる年でした。一方で、原材料やエネルギー価格の上昇と、深刻さを増す人手不足・人材不足の中で、最低賃金の改定や就労時間の抑制等により、中小・小規模企業の経営に大きな変革が求められた年でもありました。
 このような中、急激に進む高齢化や人口減少に対して、地域経済の再生・活性化には、地域の将来を担う稼ぐ産業の育成、若者・女性をはじめとする人材を惹きつける「地域の経済循環」を生み出す必要があり、DXの推進や創業だけでなく、事業再構築・事業承継など中小・小規模事業者が抱える課題に対して、地域総合経済団体である商工会議所は、地域の官民連携の中核となり、社会課題の解決と自己変革に挑む中小・小規模事業者への伴走型での支援を今年も従来以上に推進してまいります。
 令和7年も当商工会議所の基本理念「会員から信頼される会議所」「市民から親しまれる会議所」「行動する会議所」を念頭に責務を果たしていきたいと思います。